【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第17回:交換価値のあるジュエリーとは
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第17回 】
交換価値のあるジュエリーとは
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
やっとの思いのなか、ゴールデンウイークを乗り越え、
ウィルスとの戦いにも気を緩めることなく
立ち向かう覚悟ができてきました。
アフターコロナ時代の
ニューノーマル(新しい生活様式)へと
人々の意識が向かっているのを
感じます。
先月号までの2回においては
「使用価値」としての宝飾品に対する
考え方をお伝えしてきました。
今回からは、その対極にある
「交換価値」としての
宝飾品およびジュエリーとは?
についてお話していきたいと思います。
「交換価値」とはすなわち、
他の者との交換に出した時の価値
ーほとんどが売却する場合となりますがー
その時いくらで売れるのか?その
売却価値に自信が購入した時の
価格、購入時からの年月、物価、
社会情勢を鑑みて、自身の納得の
できる価値を生み出してくれたのか?
これこそが「交換価値」になります。
各自の納得する価値は
千差万別です。
購入時の価格より高く売れたから
納得できる、あるいは購入時の
価格より低かったけど、
長年私と共に歩んでくれた
ジュエリーだからこの金額で納得など、
自分とその品物との思い出や
関わり方により変化するものです。
交換したときに納得できる価値であれば
その品物には「交換価値がある」ことに
なりますが、納得できない場合ももちろん
生じてくるわけで、
そのズレを解決するには
購入者と販売者双方の知恵が
必要なのではないかと感じています。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2020年6月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1700号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
■ Christie’s(クリスティーズ)取引登録店
■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
■ 相続診断士提携店
■ ヴァニラ福山本店
〒 721 – 0973
広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
■ ヴァニラ広島店
〒 730 – 0036
広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日