【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第37回:藤田嗣治とダイヤモンドー②
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第37回 】
藤田嗣治とダイヤモンドー②
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
前回から唐突に始めた
藤田嗣治(レオナール藤田)と
ダイヤモンドの関わりについてのお話ですが、
藤田とダイヤとは戦前、戦中、戦後を通して、
日本国内はもとより、ヨーロッパにおいても
非常に大きな関わりがありました。
藤田とダイヤの関わりは、
今私が連載しているテーマの
真髄とも言えることなので、
さらに深掘りしていきたいと思います。
私が知る藤田の行動遍歴を
端的にまとめますと、
① 1913(T2) パリに渡る
② 1921(T10) パリで画家としての地位を盤石なものにする
③ 1933(S8) 2回目の帰国
④ 対戦中、軍命により「戦争画」にも携わる
⑤ 終戦後、戦犯とされる寸前でGHQに救われる
⑥ 1949(S24) パリに向かう
⑦ 1968(S43) 81歳でパリにて没。
この藤田の行動の中にダイヤモンドと
切っても切れない関係があるのです。
それは先見の明に富む自己防衛法でもあり、
投資という観点から見ても、
先進的な感覚を持ち合わせた行動といえ、
今後の我々にとっても非常に参考になる内容です。
藤田の画家としての名声を支えた礎そのものが
ダイヤモンドであったといえるのです。
ダイヤモンドを使った奇策とも言える方法について、
次回からさらに深くお伝えしてまいります。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業73周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2022年2月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1760号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
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