【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 -』第6回:天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの違いー③
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第6回 】
天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの違い ー ③
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
ダイヤモンドに含まれる「 窒素 」
前回、タイプⅡの型のダイヤモンドの稀少性と美しさをお伝えし、
また、天然と合成を見分ける時の鍵となるのが、自然界の
ありふれた物質である「 窒素 」を含むかどうかだということを
お話ししました。
今回はその見分けの鍵「 窒素 」について迫ります。
合成ダイヤモンドの判別方法
天然ダイヤモンドの98%は自然界の窒素を含むと
いわれています。それに比べて合成ダイヤモンドは
工場の機械の中で科学の力によって作り出され、
窒素を含まないという特徴があります。
この特性を利用して検査・分析し、合成かどうかを
確認することになります。
この1次検査をスクリーニングと言い、70%ほどの
確率で天然か合成かの判別ができるとされています。
しかしながら天然ダイヤモンドにもわずか2%ですが、
希少性が高く非常に美しい窒素を含まないダイヤモンド
があるのです。それが前回紹介したタイプⅡのダイヤモ
ンドで、詳細はまたの機会にお伝えします。
テレビ取材でのデモンストレーション
このコラムを見て興味を持ったディレクターから取材があり
6月5日( 水 )のRCCテレビ番組「 イマなまっ! 」で弊社が
取り上げられました。
番組中で窒素の有無を一日で判別できるスクリーン1という
検査器具を使い、デモンストレーションをさせていただき、
合成ダイヤモンドの特性や見分け方についてご説明すること
ができました。
次回からはさらに合成ダイヤモンドにいて深堀りしていきます。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業70周年を迎える宝石専門店の代表。約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利きをしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
? 今回のコラムは、2019年7月4日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済レポート・3161号 」に掲載されました。
? RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
? Christie’s(クリスティーズ)取引登録店
? Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
? 相続診断士提携店
■ ヴァニラ福山本店
〒 721 – 0973
広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
■ ヴァニラ広島店
〒 730 – 0036
広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日