VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 -』第7回:合成ダイヤモンドの生産状況について

2020.10.21 #社長のBLOG #ダイヤモンドについて

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第7回 】

合成ダイヤモンドの生産状況について 

皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。

 


合成ダイヤモンドの生産状況

 

 

 

前回は、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの見分けには
窒素を含むかどうかが大きなカギとなるという話をしましたが、
今回は合成ダイヤモンドの生産状況の一コマをお伝えします。

 


合成ダイヤモンドの現状

 

中国の合成ダイヤモンド生産会社において、一昨年は
生産機械が300台くらいであったのが
、昨年は3倍の900台に増えていたという業界人の
視察後のコメントもありました。その機械は日本製で
あったそうです。このことからも我々の想像をはるかに
超えるスピードで生産ラインが増強されており、
合成ダイヤモンドの増産がなされているということが
うかがえます。

 

日々、生産され続けている合成ダイヤモンドは一体どこ
に流れているのでしょうか?


恥ずかしながら私自身もその答えは持っておりません。

業界の情報も推測の域を出ず、このコラムでもこのような

状況ですと伝えられる状態ではありません。

ですが確実に莫大な量の合成ダイヤモンドが生産され続け
ているわけで、生産会社にしてみればそのダイヤモンドは
必ず売却されなければなりません。
これは、どこの国でも同じ経済活動です。


したがって今この瞬間も合成ダイヤモンドは売却されている
ことになります。だからこそ我々は現実の状況を把握し、
天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドがしっかり区別されて
流通するよう対策を講じ、今後の情報開示をしていきたいと思います。

 

次回は宝石業界がこの合成ダイヤモンドをどのように考えて
いるか、私なりの見方をお伝えします。

 

 

 

 

株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業70周年を迎える宝石専門店の代表。約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利きをしてきた経験と審美眼を持つ。

 

【 メディア情報 】

 

? 今回のコラムは、2019年8月1日に発行された

    広島圏の情報誌

 「 経済リポート・3165号 」に掲載されました。

 

RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

   ヴァニラが出演・紹介されました♪

 

? Christie’s(クリスティーズ)取引登録店

? Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店

? 相続診断士提携店

 

■ ヴァニラ福山本店

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営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日