VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第13回:宝飾品の使用価値と交換価値

2021.11.19 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第13回 】

宝飾品の使用価値と交換価値


 

皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。

 


「使用価値」と「交換価値」

 

今回から宝石・宝飾品・天然ダイヤには

「使用価値」と「交換価値」という

2つの価値があるということを

お伝えしていこうと思います。

 

前者はジュエリーを身に着けて

楽しむ価値、

後者は他のものと

交換したときの価値、

つまり売却すると

いくらで売れるのかの

2つです。

 

皆さんはジュエリーを

購入する際、

この2つの価値について

考えながら検討していますか?

 

まずは

「私に似合う、きれいだ、価格がお手頃」

など、ご自身が身に着けて

楽しむことを前提に

購入されていると思います。

 

10年先、30年先に

売却することを目的に

購入することはほぼなく、

いずれは娘や嫁に譲る

くらいの感覚が

普通だと思います。

 

では「交換価値」のあるダイヤ・

宝飾品とは

どのようなものなのでしょう。

 

売却時になかなか自分の

納得のいく価格で売れない

ということは、

昨今多くの方々が

理解なさっています。

 

ご自身の思惑より

ずいぶんと低い

査定価格を提示され、

残念な経験をお持ちの方も

多いことでしょう。

 

それはすなわち

「使用価値」を前提に

購入された品であるからです。

 

「使用価値」「交換価値」の

どちらのカテゴリーに

属する宝飾品であるかは

プロには明白なことですから、

低い査定額の提示も

やむを得ないといえます。

 

皆さんが望む使用価値も

交換価値もある品物の購入は、

現実には非常に難しいことなのです。

 

次回もこのテーマを

さらに掘り下げていきたいと

思います。

 

 


 

株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2019年11月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1679号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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