VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第16回:女性心を満たすジュエリーとは

2022.01.11 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第16回 】

女性心を満たすジュエリーとは


 

皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。

 


 

新型コロナの収束が

全く見通しの立たない

状況の中、皆さまも

どうかお気をつけになり

健やかにお過ごしくださいますよう

お祈り申し上げます。

 

先月号では自身の楽しみのために

購入したジュエリーは、

ほぼ「使用価値」の

範疇に入る品であると

お話ししました。

 

第14回でもお伝えしましたが、

高度成長期の波に乗って、

大量の宝飾品が販売されてきました。

その多くの品々が

女性の美の追求、

所有する満足感という

女性の心を満たして

きたのではないかと思っております。

そして我々宝飾業界も

その一翼を担ってきたと

自負しています。

 

過去に購入されてきた

多数の宝飾品で、

顧客のタンスの中が

満杯と言われる昨今、

私はジュエラーとして

どのような提案をしなければならないのか?

という命題を目前にしております。

 

実はこの命題こそ

本コラムを書く動機でも

ありました。

 

100%の自信があるわけでは

ありませんが、

過去50年間、世の女性は、

「使用価値」としてのジュエリーには

ほぼ満足してきたと

思っています。

 

ではこれから顧客はどのような価値に

目を向けるのだろうか?

と考えるとき、「使用価値」的商品と、

「交換価値」的商品を

顧客自身もしっかりと区別をし、

どの価値が今の自分に必要なのか、

またその価値に対しての

説明が、自身の動機を

納得させるのかが

問われる時代になるのではと

考えております。

 

次回からはこの「交換価値」について

考察してまいります。

 

 


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2020年5月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1697号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


■ Christie’s(クリスティーズ)取引登録店

■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店

■ 相続診断士提携店

 

■ ヴァニラ福山本店

〒 721 – 0973

広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17

営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日

 

■ ヴァニラ広島店

〒 730 – 0036

広島県広島市中区袋町 8 – 10

営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日