VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第20回:還流マーケットの流通システム

2022.04.27 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第20回 】

還流マーケットの流通システム


皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。


今回から「交換価値」のある品について

お話します。

 

もっともベストな条件は

「使用価値があり、なおかつ

交換価値もある」品です。

しかしなかなかそういった品は

お求めやすい価格では

存在しません。

 

「交換価値」を満たす品とは、

価格が高い品と思いがちですが、

必ずしもそうではありません。

「交換」の文字が示す通り、高く買い取る

事ができる品は、

再販市場(還流マーケット)で

人気がありますが、その査定は

市場の状況と、人気度や

希少性によって左右されます。

 

また現在、市場の中心となっている

中国人マーケットの動向によっても

査定額は大きく変動します。

 

一例として、ある品を売却するとします。

同じ業者に時期を変えて

査定をしてもらったとすると、

しっかりした業者ほど

価格の差が出るはずです。

それは還流マーケットが

常に動いているからです。

市場も人気度も3か月で

ガラリと変わるのです。

 

金やプラチナに関しては、

その日の相場が確立されていますから、

どの業者に依頼しても

大きな差は出ませんが、

「交換価値」品の売却については、

還流マーケットの状況を熟知した

専門業者でなければ、

とんでもない査定価格差が

出ることになります。

 

みなさまには宝飾品の

還流マーケットが、

こういった流通システムになっていることを

知識としてお持ちいただき、

きちんとした査定ができる

業者に巡り合ってほしいと

願っております。


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2020年9月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1709号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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