VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第29回:ダイヤモンドの蛍光性についてー①

2022.07.13 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第29回 】

ダイヤモンドの蛍光性についてー①


皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。


私はこのコラムを書き始めるにあたり、

宝石の王たるダイヤモンドについて、

少しでも皆様に分かりやすく

情報開示をしようと、テーマに分けて

お話ししてまいりました。

 

これからお伝えするべき内容

「蛍光性」についてのお話しは、

ようやく今がお伝えする時と思い、

今回から踏み込んでいきたいと

考えています。

 

我々ジュエラーが、ダイヤモンドの

販売説明において、蛍光性とは何か、

このグレードの評価によりダイヤモンドの

価格の評価に影響するのか、

また、そのあるなしではどのような変化が

起きるのかなど、しっかり消費者に

説明されているのかを考えたとき私も含めて

軽くスルーしているのが実情ではないのかと

残念に思っております。

 

自戒の念からも、この説明業務を

もっとしっかりせねばと思い続けてきました。

いわゆる「交換価値」の高いダイヤモンドで

あればあるほど、蛍光性の評価によって

価値が上下するので、国際マーケットにおいても

蛍光性の評価を明らかにしています。

 

さらに言えば中国人バイヤーは、

この蛍光性の評価に対して、

日本のマーケットでは

考えられないほど敏感で、

蛍光性の度合いにより評価が

しっかりとなされます。

 

アイテムや価格、

状況の変化などが影響するため、

一概にお伝えすることは難しいのですが、

ここぞというべき個体の販売時には

「ねばならない」説明責任があると私は考えます。

 

次回から「蛍光性とは何か」について

お話ししていきたいと思います。


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2021年6月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1736号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日