【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第33回:ダイヤモンドの蛍光性についてー⑤
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第33回 】
ダイヤモンドの蛍光性についてー⑤
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
前回、ご自身の所有する
ダイヤの鑑定書レポートから、
そのダイヤの蛍光性が
どのように判定されているのか
確認されることを、
またその価値基準は【第30回】に
記載してあることをお伝えしました。
さてその結果はいかがでしたでしょうか?
蛍光性に対して販売サイドの私から
お伝えしたいことは、
ダイヤ製品を購入されるとき、
①自分の趣味・おしゃれのため、
つまり自信が身につける喜びのための購入か
②デザインにかかわらず一粒の大きなダイヤで、
次世代に引き継ぐ相続的感覚や資産を
目的とした購入か、どちらであるかによって
内容が変わってきます。
①の場合はご自身の好みを優先しての
購入で良いと思います。
販売店はプロとしてお客様の雰囲気に
合った品をお勧めするはずです。
しかし②の場合は購入時にこのコラムの
内容を思い出してほしいと思います。
とくにファンシーカット
(ハートシェイプなど変形カット)ではなく、
ラウンドブリリアントカット(丸形)
1.00ct以上のダイヤを購入するなら、
蛍光性のチェックは必須項目です。
ただし蛍光性がすべて悪ではなく、
蛍光性があっても
「てり」が良く素晴らしいダイヤも
たくさんあります。
ダイヤは自然物ですから、
個体ごとに様々な個性があります。
ダイヤに資産性をお求めになるお客様は、
それぞれのダイヤの個性について
しっかりと説明することが
販売者に求められる責務だと思うのです。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2021年10月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1748号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
■ Christie’s(クリスティーズ)取引登録店
■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
■ 相続診断士提携店
■ ヴァニラ福山本店
〒 721 – 0973
広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
■ ヴァニラ広島店
〒 730 – 0036
広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日