VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第33回:ダイヤモンドの蛍光性についてー⑤

2022.08.17 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第33回 】

ダイヤモンドの蛍光性についてー⑤


皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。


前回、ご自身の所有する

ダイヤの鑑定書レポートから、

そのダイヤの蛍光性が

どのように判定されているのか

確認されることを、

またその価値基準は【第30回】に

記載してあることをお伝えしました。

 

さてその結果はいかがでしたでしょうか?

 

蛍光性に対して販売サイドの私から

お伝えしたいことは、

ダイヤ製品を購入されるとき、

 

①自分の趣味・おしゃれのため、

つまり自信が身につける喜びのための購入か

 

②デザインにかかわらず一粒の大きなダイヤで、

次世代に引き継ぐ相続的感覚や資産を

目的とした購入か、どちらであるかによって

内容が変わってきます。

 

①の場合はご自身の好みを優先しての

購入で良いと思います。

販売店はプロとしてお客様の雰囲気に

合った品をお勧めするはずです。

 

しかし②の場合は購入時にこのコラムの

内容を思い出してほしいと思います。

とくにファンシーカット

(ハートシェイプなど変形カット)ではなく、

ラウンドブリリアントカット(丸形)

1.00ct以上のダイヤを購入するなら、

蛍光性のチェックは必須項目です。

 

ただし蛍光性がすべて悪ではなく、

蛍光性があっても

「てり」が良く素晴らしいダイヤも

たくさんあります。

 

ダイヤは自然物ですから、

個体ごとに様々な個性があります。

ダイヤに資産性をお求めになるお客様は、

それぞれのダイヤの個性について

しっかりと説明することが

販売者に求められる責務だと思うのです。


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2021年10月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1748号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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〒 730 – 0036

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営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日