【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第42回:藤田嗣治とダイヤモンドー⑦
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第42回 】
藤田嗣治とダイヤモンドー⑦
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
ウクライナ情勢を受けて4月号から、
極限状態で避難する人々にとって、
生きる糧となる携行すべき品物は
何かというテーマでお伝えしてきました。
小さく・軽く・換金しやすくと
三拍子揃ったダイヤモンドこそが
戦後のパリを生き延びた
藤田画伯の奇策であった
ことに重なるのです。
もし仮に日本でウクライナのような
現状に陥ったとすれば、
我々日本人、そしてあなた自身が、
生活の糧を守るために
何を持って避難するか考えてみる
必要があるのではないでしょうか。
一個人が言及するべきことではありませんが、
まさかロシアが本当に侵攻するとは
思いもよらないなか、
この2月、侵攻は現実となりました。
宝石商である私の
商売のメリットのためではなく、
自分自身に問いかけられている問題として、
自国が侵略され非難を余儀なくされた時、
何を持って逃げるか考えるとダイヤなのです。
多くの方が一番にあげるのが
「金・ゴールド」だと思いますが、
金はあまりにも重すぎるのです。
最近の価格上昇を勘案しても、
十分な資産を金で持ち運ぶのは不可能です。
ましてや混乱のどさくさの中ではなおさらです。
絵画や彫刻などの美術品も
現実には無理でしょう。
となるとやはり最終的に選択されるのは、
藤田画伯が選んだ「ダイヤモンド」に
行き着きます。
この案は考えれば考えるほど優れています。
「紙幣は為替で不安定、株券などは暴落」するのですから。
ウクライナ侵攻以来、
各国とも防衛予算を大幅に増やし、
自国を守ろうとしています。
ウクライナは我々にも
自国の防衛の方策を考えるべき
と突きつけているのではないでしょうか。
ぜひ皆様も一度立ち止まり、
真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業73周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2022年7月7日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1775号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
■ Christie’s(クリスティーズ)取引登録店
■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
■ 相続診断士提携店
■ ヴァニラ福山本店
〒 721 – 0973
広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
■ ヴァニラ広島店
〒 730 – 0036
広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日