【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第55回:香港国際宝飾展レポート①
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第55回 】
香港国際宝飾展レポート①
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
前回から花珠真珠について
書かせていただいておりますが、
今回は6月に開催された
香港国際宝飾展のレポートを
お伝えしたいと思います。
今回香港に行ってみて気がついたことは
①「円安」で我々日本人が海外に出た折に
どれだけの出費増になるか。
②香港では日本以上にコロナの影響が出ていて、
ボディブローのように効いてきている。
この2点が、強烈な印象として残っています。
①の円安についてですが、
香港国際空港と九龍駅の間は鉄道で約100HK$、
コロナ前は1HK$が15円前後でしたので
1500円ほどだったのが、
今回は2000円ほどと、
些細な交通費とはいえされどです。
②香港といえば自由貿易港でブランドウォッチの
メッカというイメージが強いところ。
名だたるブランドウォッチの集まる
お城のようなブランドウォッチ街があるのですが、
そこがなんと70%閉店している状況で、
これにはびっくりしました。
中国人に対してもそうであったように、
国を閉ざしていたことが、
あのスーパーブランドウォッチ群にも影響したようで、
あまりの様変わりに寂しくもありました。
また、香港のネイザンロードは
両サイドに宝飾店が建ち並び、
右にも左にも30mおきに
存在したような感がありましたが
今回はウォッチ同様
大変少なくなっていました。
これが現実です。
①の為替については、
日本人が海外に出れば力のない円を感じますが、
海外から日本を訪れる外国人にとってみれば、
自国の通貨の力強さのメリットを
感じることになります。
この為替は、
待ったなしなので、
泣き笑いが瞬時に起こります。
次回は本題の香港国際宝飾展の
内容についてお伝えします。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業74周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2023年8月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1814号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
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■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
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広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
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広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日