VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第57回:香港国際宝飾展レポート③

2023.12.18 #社長のBLOG

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの宝石のプロが伝える大事な話ダイヤモンドの情報開示

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第57回 】

香港国際宝飾展レポート③


皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。

 


前回に引き続き香港宝飾展について

お伝えします。

 

前回は日本での還流品を

日本の業者が中国人バイヤーを中心に

販売している話をさせていただきましたが、

今回はもう一つの日本宝飾業の柱である

真珠コーナーについてお話をしたいと思います。

 

今年の4月号では、

コロナ明け最初の香港フェアで

中国人バイヤーを中心に、

とんでもない数の業者が

日本のアコヤ真珠ブースに詰めかけ

大繁盛であったことをお伝えしました。

 

これは6月の香港フェアにおいても変わらず、

日本のアコヤ真珠ブースには

沢山の中国人バイヤーが押しかけていました。

その様子は凄まじい限りで、

多くの日本人業者においては

2日目以降に販売するべき主力商品が

売り切れてしまい、

ショーケースの中にガランとした

空間ができている状態でした。

 

日本のアコヤ真珠ブースの凄まじい

買い漁られ方を目の当たりにし、

毒気を抜かれた思いでした。

 

不思議なことに

同じアコヤ真珠を扱っていても、

日本以外の国のブースは閑散としていました。

日本のアコヤ真珠だけが隆盛を極めているのです。

 

この状況から察せられる通り

価格は「うなぎのぼり」です。

 

4月号ではコロナ禍で

2倍の上昇率とお伝えしていましたが、

今やコロナ前の約3倍というのが

通り相場となっています。

 

それでも中国人バイヤーが買い付けるので、

どこまで上昇するのか全く予測がつきません。

 

この原稿を書いているのが

9月14日ですが、

9月18日からは秋の香港大宝飾展が

開催されます。

 

またここでどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか?

現在のアコヤ真珠は

我々宝飾業者がかつて経験したことのない

値上げラッシュを迎えています。

 

お求めになるなら

少しでもお早めにと

申し上げておきたいと思います。

 

 


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

 

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業74周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2023年10月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1820号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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