【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第67回:米国国債と無国籍通貨「金」②
先月号で私見として、現在の金価格の
高騰とその価格の維持について、
米国債の範疇の中に留まっていても安心か、
安心でないのかをそれぞれ考える国々のうち
安心ではないかと考える国の買い方が大きいために、
金価格の上昇と高止まりの価格維持が
続いているのだろうという考えを述べました。
今回はこの内容をもう少し踏み込んで
解説してみたいと思います。
現在日本の金準備高は
730トンほどあるそうですが
保有する金の大部分を
米国のニューヨーク連邦準備銀行に
預けているのです。
欧米の金融システムに安心しきっているためと、
また米国を信頼しているからこそ
国の貴重な財産である730トンもの
金を自国ではなく他国に預けることが
できるのだと思います。
かたや中国やトルコ、インドなどの中でも、
特に中国は安心どころかまったく逆の考え方ですから、
いつ凍結されるかもわからない米国を売却し、
無国籍通貨である金を
購入しまくっているのです。
2023年時においても
世界での金算出国のトップは
依然中国であり、
年間370トンも算出しているそうですが、
中国は金の輸出を禁止しています。
そのうえまだ中国の中央銀行は
国際市場から金を買い漁って備蓄し、
その施策を信頼して一般国民も
個々で金を買っているという構図が
多くの資料から読み取れます。
私は一介の宝石業者なので
金融論など語れませんが、
少なからず不思議に思うのは、
米国債の信頼性云々の前に、
日本はなぜ金の保有を増やさないと
いけないかということです。
政府や日銀はどのように考えているのでしょうか。
この疑問についてご存じの方が
いらっしゃいましたらぜひご教示ください。
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業76周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2024年8月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1850号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
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