【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第24回:交換文化は日本に根付くのか
宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」
【 第24回 】
交換文化は日本に根付くのか
皆さまこんにちは。
福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長
浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。
私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、
幼いころから美しいものや美術品、
そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。
宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで
これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、
ものの価値や見る目を養って参りました。
今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、
大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、
正しい知識と情報を発信することが、
皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や
選び方につながると考えるからです。
これまでは、合成ダイヤの
宝石市場への流入の説明から、
合成ダイヤと天然ダイヤの
価値の違いをお伝えし、
また「使用価値」と「交換価値」を
どのように考えていけば良いのか、
交換価値的商品とは、
等々についてお伝えしてきました。
前回までの続きとなりますが、
交換価値の高い品ほど
一か所にとどまり続けることはなく、
その品に最大の評価をした人の手を
次から次へと渡り続けること、
とくにヨーロッパ系の人々には
この感性がすみずみまで
受け継がれていることを
お話ししてきました。
さてこの感性を
日本人は持ち得ることができるのか?
と前回のコラムで締めくくらせて
いただきましたが、今回はこのテーマから
入っていきたいと思います。
日本人は自分の持ち物を
還流マーケットに出すのはいいけれど、
人の持ち物であった品を
使うのには抵抗があるなど、
このあたりはデリケートな部分が
まだまだあるように思います。
皆様はこの「価値ある品を交換する」
という感性をどのように受け止め、
考えておられるのでしょうか?
株式会社ハマダ宝石時計店
ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)
代表取締役社長 浜田 佳久
1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。
約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き
をしてきた経験と審美眼を持つ。
【 メディア情報 】
◆ 今回のコラムは、2021年1月1日に発行された
広島圏の情報誌
「 経済リポート・1721号 」に掲載されました。
◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、
ヴァニラが出演・紹介されました♪
■ Christie’s(クリスティーズ)取引登録店
■ Sotheby’s(サザビーズ)取引登録店
■ 相続診断士提携店
■ ヴァニラ福山本店
〒 721 – 0973
広島県福山市南蔵王町 2 丁目 10 – 17
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日
■ ヴァニラ広島店
〒 730 – 0036
広島県広島市中区袋町 8 – 10
営業時間 . 11:00 〜 19:30
定休日 . 火曜日