VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第15回:ジュエリーの使用価値とは

2021.12.16 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第15回 】

ジュエリーの使用価値とは


 

皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。

 


 

本連載の第13回でお話をしましたが、

今回は「使用価値」「交換価値」のうち

「使用価値」からお話ししたいと思います。

 

ジュエリーの「使用価値」について

 

皆さんがジュエリー・宝飾品を

お求めになるとき、

このジュエリーは購入価格がいくらだから、

将来このぐらいのお金に交換できるかも?

などと考えて購入しておられますか?

 

ほとんどの方が

そのようなことは考えず、

「このジュエリー、以前から

欲しいと思っていたアイテムなのよ」、

「身に着けてみると私によく似合うな」

などの動機が主で

ジュエリーをお買い求めになっていると

思います。

 

そうなのです。

ご自身の喜びのため、

より美しく女性らしさを、

との想いからお求めになっていると

思います。

 

ごく女性的感覚から

お買い上げになり、

身に着ける楽しみを追求した

ジュエリーを「使用価値」のある

ジュエリーだと考えます。

つまり身に着ける喜びや、

所有することの満足感を

満たしてくれる価値です。

あくまで楽しむための

ジュエリーであり、

使用するためのジュエリーです。

皆様に覚えておいていただきたいのは、

将来の換金を考えて

買ったのではなく、

自分のためのジュエリーとして

買ったのだということです。

 

今回のまとめは、

所有しているジュエリーを

一般の買取業者に持参したとして、

ご自身の思惑よりも

ずいぶん低い査定価格を

提示された場合は「交換価値」ではなく

「使用価値」に重きを置いた

ジュエリーなのだと

ご理解いただくことです。

 

 


 

株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2020年4月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1694号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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