VANillA MAGAZINE

【社長 Blog】『宝石のプロが伝える大事な話 – ダイヤモンドの情報開示 –』第28回:古い基準のダイヤモンドー②

2022.07.06 #社長のBLOG

宝石のプロが伝える大事な話「 ダイヤモンドの情報開示 」

【 第28回 】

古い基準のダイヤモンドー②


皆さまこんにちは。

 

福山・広島の宝石専門店「ヴァニラ」代表取締役社長

浜田 佳久(はまだ よしひさ)です。

 

私は、父が営んできた宝石屋に生まれ、

幼いころから美しいものや美術品、

そしておしゃれが好きな学生時代を過ごしました。

 

宝石の中では特に、ダイヤモンドと真珠が好きで

これまでの約四十年間のバイヤー経験を通して、

ものの価値や見る目を養って参りました。

 

今回このようなコラムを書かせていただくに至ったのは、

大きな変革期を迎えているダイヤモンド業界の中で、

正しい知識と情報を発信することが、

皆様の間違いのないダイヤモンドの買い方や

選び方につながると考えるからです。


前回に続き、ダイヤモンドの

品質基準についてお伝えいたします。

 

カラット数が大きいわりに

カラーやカットの品質が甘い

ダイヤモンドについて、

私どもヴァニラではご提案の一例として、

ダイヤの品質を上げるプレゼンを

させていただくことが数多くあります。

 

そのプレゼンの内容とは、少しカット数は

小さくなるのですが、現代の価値基準の

流れに沿ったプロポーション(カット)に

リカット(再カット)をしてはどうかというご提案です。

 

リカットによって、ダイヤの命とも言える輝きが

格段に上がり、カラーの欠点を

カバーしてくれるからです。

輝きを取り戻したダイヤのきらめきは格別で、

同じダイヤとは思えないほどステージが

上がり、すばらしい品質の個体として

生まれ変わります。

カット後のダイヤは、カラーよりも

プロポーションを重視する

中国人バイヤー達の

売買比率を飛躍的に高めます。

 

ご存じのようにダイヤモンドには

4C(カラー、クラリティー、カラット、カット)

で表す品質基準があり、

それぞれのグレードによって価値が

決められるようになっています。

 

リカットを施して抜群のプロポーションに

生まれ変わった石は、

ぐんと価値が上がり、

手放そうと思った折にも有利な

価格設定が可能になる場合が多いのです。

 

ジュエラーとお客様がしっかりと話し合い、

最善の道へとご案内することこそ、

我々ジュエラーの真骨頂であると考えております。


株式会社ハマダ宝石時計店

ジュエリーショップ・VANillA(ヴァニラ)

代表取締役社長 浜田 佳久

 

広島県広島広島市福山福山市のVANillAヴァニラの代表取締役社長

 

1949年生まれ。福山市、広島市に店舗を構え、今年で創業72周年を迎える宝石専門店の代表。

約40年もの間、ダイヤモンド、色石、真珠など、数々の宝石のバイヤーとして多くの目利き

をしてきた経験と審美眼を持つ。

 


【 メディア情報 】

 

◆ 今回のコラムは、2021年5月1日に発行された

広島圏の情報誌

 「 経済リポート・1733号 」に掲載されました。

 

◆ RCCテレビ「 イマなまっ!」にて、

ヴァニラが出演・紹介されました♪

 


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営業時間 .   11:00  〜  19:30

定休日 . 火曜日